プリンスエドワード島発 第2弾!

Contact Canada オリジナルプログラム 参加レポート

K.I.さんからご相談を受けたのは2005年10月。
「画家を目指していて、1ヶ月くらいPEIに絵を描きにいきたいけど、英語が全く話せないのでどうやって滞在すればよいか・・・」というご相談でした。
結局は、ホームステイで生活に慣れ、その後B&Bでゆっくり絵を描く、というふたつを組み合わせた滞在を提案したところ、約1年の準備期間を経て、2006年9月から4週間滞在されました。ご帰国後は、ご報告をいただいたり、現地で描かれた素敵な絵を見せてくださったり、本当にありがとうございました!

1ヶ月間の滞在でホームステイとB&B生活が体験出来た事をうれしく思っています。秋のプリンスエドワード島を思いっきり肌で感じてきました。
PEIコーディネーターのモイナは心で接してくれる素敵な女性で楽しい旅となりました。たくさんの人に助けてもらいながら抱えきれない程の体験や感動をもらい感謝の気持ちで一杯です。

ホームステイ3日目のお天気の良い日。

家から自転車で5分ほど走ると、とても美しい赤い道の木のトンネルにで出会いました。
私は迷わずそこでスケッチを始めたのですが、しばらくするとこそこにポテトを積んだ大きなトラックがゆっくりやってきたのです。私がトラックの邪魔にならないように道の端に寄ろうと立ち上がった時、トラックは私の前で止まりました。そしてトラックの中からおにいさんが私に話しかけてくれたのです。
「どこからきたの?独りなの?どこにステイしてるの?」英語が出来ない私は聞き取るだけで必死でした。きっと答えた事はめちゃくちゃだったと思います。でも、おにいさんは何かを話続けているのです。
私が「?」の顔をしていると、おにいさんはトラックから降りて私に「こっちにおいで」と道のすぐ隣のポテト畑に入れてくれました。そして、なんとその畑からジャガイモをゴロゴロと掘り出し、私に「晩御飯に食べな」とポテトを手渡してくれたのです。おにいさんはそう言うとトラックに乗り込みました。

私がお礼を言って見えなくまで手を振り続けるとサイドミラーからニッコリ笑ってずっとこちらを見ていてくれました。

私は興奮しながらこの出来事をホストマザーに伝えました。そして、その日の晩御飯にこのポテトを料理してもらいました。取れたてポテトは最高に美味しかったです。おにいさんのあのやさしい笑顔は今でも忘れる事ができません。

ホームステイ最後の日にホストマザーとアップルパイを作りました。ホストマザーはフレンドリーでいつも優しく、パイ作りも丁寧に教えて下さいました。
とても楽しかったです。りんごをたくさん使ったカナダのアップルパイはとって美味しかったです。

ニューロンドンのB&Bのオーナーにはとても親切にして頂きました。

晴れた日には、紅葉、灯台、ビーチなど色々な所にドライブに連れて行ってもらいました。食事もよく一緒にしていました。私の為に五目寿司を作ってくれたこともあるんです。最後の日に感謝の気持ちを込めて、裏庭の大きな木の絵を描いたグリーティングカード作って渡しました。

ニューロンドンから自転車で約2時間走って、ブラダルベーンにある陶芸家のスタジオに行ってきました。
広葉樹に囲まれたとても美しい所にスタジオがありました。陶芸家のマルコムさんはとてもフレンドリーで、英語の話せない私に工房やショップを案内して下さり実演も見せてくれました。
工房の窓から見える紅葉がうっとりするぐらい美しかったです

K.I.さん、あったかタッチの絵をわざわざ描き下ろしていただき、ありがとうございました!
またPEIを訪れる際に、素敵な笑顔のおにいさんに会えるといいですね~!